予防歯科を受診することが一番大切
DATA:2017.12.18
『予防歯科でお口の健康維持を』
予防歯科とは、ムシ歯や歯周病などになってからの治療ではなく、なる前の予防を大切にすることです。 歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院などでの「プロケア(プロフェッショナルケア)」と、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。
『PMTC(歯のクリーニング)』
当院で行う予防歯科の1つが、歯のクリーニングが『PMTC』です。
『PMTC』では、ブラッシング指導、歯垢や初期の歯石除去、歯の着色(ステイン)除去、バイオフィルム除去、フッ素塗布を行っていきます。
PMTCは、『Professional Mechanical Teeth Cleaning』の略で、「歯科医師、歯科衛生士が専門の器具や技術を使用して歯を清掃する」という意味で、自分で行なう歯磨きでは落としきれない汚れをきれいに落とすことができます。
細菌は、歯の表面につくバイオフィルムという膜状の物質を温床として繁殖し、これが虫歯や歯周病を引き起こします。このバイオフィルムは歯磨きでは落とすことは困難ですが、PMTCで除去が可能になります。ただし、一度落としても、数ヵ月で再度作られてしまうので、定期的にバイオフィルムの除去が重要になります。
またPMTC時にブラッシング指導を行うことで、家庭でのブラッシングの問題点や自身の口腔内の状況や問題点を知ることができ、また家庭での口腔ケアを毎日行う上でのアドバイスも同時に受けることができ、これもまた予防効果があがります。
PMTCは、虫歯や歯周病の進行の予防だけでなく、口臭、歯の着色(ステイン)の除去も行い、歯本来の白さや輝きを取り戻すこともできます。また短期的な定期受診により早期発見・早期治療にも繋げることもでき、虫歯、歯周病だけではなく口腔ガンなどの口腔外科疾患の早期発見早期治療にも効果があります。