口腔がんについて
こんにちは、福岡市西区のわたなべ歯科クリニックです。DATA:2019.04.05
少し前、有名な芸能人の方が自らの舌ガンを公表されました。
これを機に、舌ガンをはじめ口腔ガンについてテレビ等のメディアでも取り上げられ、当院にも、多くの方が舌ガン等を心配に受診される患者様も多くみられました。
日本では、残念ながら口腔がんについての認知度は低く、そもそもお口の中にガンができるの?と、思っている方が多かったと思います。日本では、年々患者数が増えており、口腔ガン・咽頭ガンも含めた患者数は1975年の2,450人から2013年には1万9,000人とほぼ8倍に急増しているのが現状です。
口腔ガンの種類
あなたの口内炎、大丈夫ですか?
口内炎とは、口腔内の粘膜に起こる炎症で、多くは頬の内側、舌、歯ぐきなどにできます。小さな白い円形のものから赤く腫れて潰瘍を引き起こすものがあります。口内炎があると、食べ物や飲み物がしみたり、歯磨きの歯ブラシが当たって痛い、会話が辛いなど、不快な症状がでます。
口内炎の大きさは、小さいもの~大きなもの、口内炎の数も1個~多数まで様々に発生します。
通常多くの場合は、2週間くらいでほぼ治癒します。実際、口内炎ができても「しばらく我慢したら治る」「大した病気ではない」と思われる方がほとんどです。
しかし、口内炎を繰り返すことによって口腔がんを発症する、口内炎だと思っていた症状が実は口腔がんだった、ということもあります。2週間以上経っても口内炎が治らない場合は、速やかに歯科医院にかかるようにしましょう。また、2週間経っていなくても、症状が強い、早く治したい方は、歯科医院で口内炎の治療を受けると、大変食生活も含め随分生活が楽になります。
口腔ガンの早期発見のための予防と対策
チェックポイント
・2週間以上治らない口内炎が有るか無いか?
・口の中の傷が治らない(抜歯窩、咬傷、入れ歯の傷)
・時間の経過とともに大きくなっている
・虫歯が多数ある
・口腔内が不潔
・舌触りが痛いところがある
・口臭が強い
・歯が欠けたり、詰め物が外れたままの状態がある
・しこりがある
・赤くなったり、白くなったりしているところがある
要注意(歯肉や舌に出来ている口腔がんで進行している場合)
・唇や舌にしびれがある
・味が感じにくい
・舌や口が動かしにくい
口腔がんの予防として、定期的な歯科受診及び生活習慣の改善が大切です
・タバコを吸わない。(喫煙により、口腔ガンの罹患リスクが最大7倍増加)
・アルコールを控える。(アルコール摂取により、口腔ガンの罹患リスクが最大6倍増加。)
・しっかり丁寧なブラッシングでお口の中を清潔する。(歯ブラシをしない罹患リスクが約3.8倍増加)
・栄養バランスがとれた食事を心がける。(皮膚や粘膜の健康維持には、ビタミンB2、B6・ビタミンC)
・免疫力を高める(睡眠不足、ストレス、心身の疲労)
・口腔内の乾燥予防(口腔乾燥により、口腔内細菌の増加、口腔内免疫低下)
・虫歯治療をする。(鋭縁部による、口腔粘膜への機械的刺激)
・入れ歯の調整行う。(不適合の入れ歯による、口腔粘膜への外傷)
福岡市西区のわたなべ歯科クリニックでお口の中の健診を
当院では、最新医療機器設備や治療法を導入し、安全で確実な診断、および治療(虫歯、歯周病、小児歯科、マウスピース矯正、歯科口腔外科、入れ歯、クラウン、審美歯科、ホワイトニング、インプラント治療)を実施するほか、予防やメンテナンスなど様々な症例や幅広い年齢層の患者様に対する治療を包括的に行うトータルケアに力を入れています。
歯科口腔外科では、お口の中の炎症、嚢(のう)胞、良性・悪性腫瘍、粘膜疾患、親知らず、顎関節疾患、顎顔面部の外傷、顎顔面部の神経疾患、インプラント治療などの診察を行っています。