わたなべ歯科クリニックは福岡市西区今宿駅前にある一般歯科、予防歯科、歯周病治療、小児歯科、矯正歯科、ホワイトニング、義歯、インプラントを営む歯科クリニックです。

お口の中が、ヒリヒリ痛い、『舌痛症』・『口腔乾燥症(ドライマウス)』をご存知ですか?

DATA:2019.05.08

こんにちは、福岡市西区のわたなべ歯科クリニックです。
いよいよ、『平成』が終わり、新元号『令和』に変わりました。
今回は、舌痛症・口腔乾燥症(ドライマウス)についての説明です。
福岡市西区のわたなべ歯科クリニックに来院される患者様の中には、虫歯・歯周病による痛みや歯茎の腫れなどの症状だけではなく、舌の痛み(ピリピリする、チクチクする、ヒリヒリする)を訴えて来院される方も多くいおられます。



舌痛症とは、
『口の中の粘膜に生じる原因不明の痛み』で、舌の先端や縁が「ヒリヒリ」、「チクチク」、「ズキズキ」、「やけどしたような感じ」などの痛みを訴えがある疾患です。しかし、舌自体には異常な所見が認められないことが多いです。
舌痛症は、特に更年期の閉経後の女性に多くみられます。若い女性や男性には少なく、月経停止や閉経後の女性に多く見られるので、ホルモンなどの内分泌異常が影響しているのではないかと考えられています。また、口腔乾燥症(ドライマウス)、抗うつ薬・利尿剤・血圧降下剤などの薬剤による副作用、加齢による唾液腺の分泌量減少の影響、そして、心因性によるものとも考えられていますが、はっきりとした原因は不明となっています。

口腔乾燥症とは、
口腔乾燥症(ドライマウス)とは、なんらかの原因で唾液腺の機能異常を伴い唾液の分泌が低下することにより持続的に発症する口の乾きを示す病態です。
唾液は、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3大唾液腺及び幾つかの小唾液線から分泌され、成人では1日に約1.5ℓ分泌されます。唾液の主成分はムチンと水で、お口の中の洗浄作用や潤滑作用、さらに抗菌作用や口の中を中性に保つ緩衝作用があります。唾液の分泌が50%程度まで低下すると、口腔乾燥症(ドライマウス)を自覚するようになると言われています。そして、口腔乾燥症(ドライマウス)により、舌痛症を誘発も生じることも多くあります。また、口腔乾燥症(ドライマウス)は、全身性疾患の糖尿病、腎障害、貧血、脱水、シェーグレン症候群などが関係していることがあります。

舌痛症や口腔乾燥症(ドライマウス)の治療法
・歯科的口腔内治療
・生活習慣的指導
・口腔衛生指導
・口腔保湿剤の使用
・薬剤療法(西洋医学・東洋医学)

※漢方薬処方による体質改善
五苓散(ごれいさん)・白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)・立効散(りっこうさん)などは、舌痛症や口腔乾燥症に有効とされています。



※症例によっては、口腔内の唾液腺の精密検査、内科的疾患の検査が必要になる症例に関しては、当院が連携している九州医療センターや歯科大付属病院へ紹介致します。また、舌痛症の患者さんはストレスや不安を抱えていることが多く、不安症やうつ病が痛みを増強していると考えられ、歯科では不安症やうつ病に対しての投薬などの治療が十分に行えないため、それぞれの患者さんが必要とする治療を効率的に進めるために精神科、心療内科などの専門領域の受診をお勧めすることもあります。

福岡市西区のわたなべ歯科クリニックでお口の中の健診
当院では、最新医療機器設備や治療法を導入し、安全で確実な診断、および治療(虫歯、歯周病、小児歯科、マウスピース矯正、歯科口腔外科、入れ歯、クラウン、審美歯科、ホワイトニング、インプラント治療)を実施するほか、予防やメンテナンスなど様々な症例や幅広い年齢層の患者様に対する治療を包括的に行うトータルケアに力を入れています。

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